電波時計

 スタジオの設備というよりは身につける物ということになりますが、ソーラー電波時計式の腕時計です。もちろんスタジオの中にはこれとは別に据え置き型の電波時計を設置するようになります。
 この時計は電池不要で常に「秒」まで合っているという、昔の人には夢のような時計です。
かつての放送局では電波時計が出現する前は、ブースと調整室で秒針がシンクロする高価な電気時計が必要でした。
 この電波時計、腕時計タイプのものも数十万円のものから1万円を切るものまでいろいろあるようです。ちなみにこれは福沢さんを出すと野口さんが戻って来ます。

 最近はラジオを聴きながらこの時計を見ています。すると何気に聞き流していたインストがじつはフィーラーだったと気付いたり、あと何秒でステーションブレイクが流れるとかがわかってきます。「巻き」でしゃべっているなぁ、とか「伸ばし」てるんだなぁとかもこの時計をみながらだとよくわかります。それだけ日本のラジオ局は時計(時間)に縛られているんだなぁと思う今日この頃です。